宙の空想食堂

映画や絵本などの物語に出てくるお料理や雑記

『深夜食堂』より赤いウインナー

 

いらっしゃいませ。
宙の空想食堂へようこそ。
 
こんにちは。宙と申します。ここは映画や絵本などの物語に出てくるお料理や店主の創作した物語がトッピングされたお料理が出てくる食堂です。たまに店主のひとりごとが聞こえてくるかもしれません。どうぞくつろいでゆっくりしていってくださいね。
 
さて、今日のメニューは東映制作、安倍夜郎原作、松岡錠司監督の映画『深夜食堂』より赤いウィンナーです。

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深夜しか開かない食堂「めしや」で色んなひとが色んな人生を背負ってごはんを食べに来る。同じお料理でもひとによって料理に対する想いが異なるのだなと、だから元気になるお料理もひとによって変わるのだなと、気付かせてくれる映画です。温もりのある店内、おいしそうな料理、優しい物語。

観終わるとおなかが空く。それにすこし元気にもなれる。

 

 

元気ってひょんなことで吸い取られたりする。しかも元気が吸い取られるときって原因はひとつじゃなくて、心がしょんぼりしちゃう出来事が複合的に重なったりしませんか?それが重なるとどんどん姿勢が前のめりになっていって、視界が狭くなって心の暗い部分しか見えなくなったり、将来が想像できなくなってしまう。
 
私は元気が出ないとき、しょんぼりしちゃう出来事がよく重なります。
実は最近、何が原因なのかわからないけどとりあえず苦しい、辛い、このままだめになっちゃうかも、となっていたんです。なんだろう、予想外に冷たくされたり優しくされたら思わず泣いてしまいそうな、そんなギリギリな状態。笑おうと思ったのに涙が零れてしまったときに「あ、気持ちが限界なんだ」となぜか占いに向かいました。

 

占いで「いま辛いね〜、大丈夫あなたは間違ってない、気を楽にして、考えすぎることがあるから」と言われたことがとっても胸にストンと落ちて、半泣きになりながら「ああ、私はこの言葉が欲しかったのだ」と気がつきました。

 

別に運勢を見て欲しかったのではなく、張り詰めていたものを私より人生経験の豊富な他人に大丈夫、大丈夫って言って欲しかったんだと今ならわかります。そう考えるとカウンセリングでもよかったな、と思うのですが、そのときは必死で、限界で、自分のことなのに自分がわからなかった。

 

 

元気が出ないとき、「大丈夫、大丈夫、考えすぎ、きっと何とかなる」って言ってくれたらどんなに楽になるか私はようやく実感することができました。

 

もし、しんどい思いをしていたら、そこに座って話を聞かせて。体の芯から温まるお料理でも食べながら、心に溜まっているものを丁寧に掻き出して。

大丈夫だよ。きっと何とかなる。

 

 店主.宙